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那須野が原ニュータウン自治会について

当自治会は、栃木県那須塩原市の国会議事堂元移転予定地、那須野が原公園の一部(約30.8ヘクタール)を含む72.5ヘクタールの那須野が原ニュータウンに所在する約100戸の住宅と約800区画の分譲宅地が、同じ水源(井戸)から給水を受けていることから、住所である接骨木(にわとこ)地区の自治会より令和4年(2022年)に分離独立してできた新しい自治会です。2024年6月現在、那須塩原市の地縁団体の認定手続き中で、認定を受けると自治会への寄付が非課税となる他、那須塩原市からの各種財政等の支援を得られ、住民へのサービス内容の向上が認められます。

当自治会は、自治会としてはまだ新しいのですが、当自治会域内の住宅地・別荘地としての開発は約50年前から本格的に始まっており、水道管や道路等には経年劣化の問題も生じてきています。住民についても高齢化が目立ち、今後は数多くの若い方々の移住が望まれ、またそれが可能な土地スペースは十分にあります。

当自治会地域は、場所により多少のばらつきはありますが、分厚い砂礫層(地域での最大600mの厚さ)の上にあり、東日本大震災(2011年)の際も、箪笥から落下物があった家は殆どないと思われます。これは、基盤となっている地層が大きく揺れても、その上の分厚い砂利層が強い振動を緩和してくれるためです。また、那須の御用邸そばとは異なり、平地で山崩れの心配もありません。関東平野を扇状地とみると、那須塩原市は大略その扇の要の位置にあります。

分厚い砂利層は、付近の蛇尾川(さびがわ)を水無川と変え、大雨の時のみ水が流れる状況です。蛇尾川から多少離れている当自治会領域では、高速道路の下のトンネル等、特定の場所を除き水害の可能性は殆どありません

標高は約300メーターで気温は、東京よりマイナス2~3度くらいの日が多いと考えてください。雪はほとんど降らず、降っても20cm程度です。日照時間も東京より長く、近くでは太陽光発電施設も多く見られます。

栃木県は内陸にあり、台風の被害は殆どなく、また群馬県のような強風は殆どありません火山も、近隣の那須岳は活動が最近は低調であり、温泉街の温泉温度も下落傾向にあり、現在噴火中の浅間山がある軽井沢よりは安全ではないかと思います。

交通の便は、新幹線(東京から約1時間)の駅から車で約15分、JR西那須野駅から車で約20分で、高速道路出口(西那須野インター)から車で約5分です(東京からは約2時間)。物価も那須塩原市は、野菜・肉は勿論、魚も大洗や那珂川湊等との歴史的(神話時代からの)つながりがあり新鮮で安く、暮らすのにも便利です。

首都圏の大規模災害時の避難場所としては、最適な場所ではないかと考えます。

那須野が原ニュータウン自治会の全体像

地図

  • 全体の広さ 約37ha
  • 宅地区画数 803区画    班別区割り 3区画(A~C)

家屋数

  • 居住家屋 86軒(うち46件は自治会員)
  • 非居住家屋(別荘)40軒
  • 那須塩原市地縁団体・非課税団体(限定的)認定手続き中

隣接地・近隣

  • 那須野が原公園(隣接)、千本松牧場(車で約3分)蓬莱カントリークラブ(車で約10分)
  • 東北自動車道、西那須野・塩原出口 車で約5分
  • 東北新幹線 那須塩原駅(西口) 車で約15分、複数のレンターカー会社が西口にあり
  • JR西那須野駅(車で約20分)、塩原温泉(車で約30分)、ハンターマウンテンスキー場(車で約50分)
  • 黒磯アウトレット(車で約30分)
  • 那須御用邸(車で約50分)

自治会班分け

※出典「国土地理院」

那須野が原ニュータウン自治会の設立経緯

那須野が原ニュータウンは、1970年代から現在の地域で複数の開発業者が別荘・分譲地開発の波に乗ってバラバラに開発を進めた土地で、1つの井戸から総延長9.2キロにわたる水道パイプがひかれ、そのパイプにそって自治会の領域が決まりました。

2019年に唯一の井戸のくみ上げ用パイプ(ケーシング)のゆがみと破損が判明し、飲料水への土砂混入を避けるため、モーターを24時間稼働し、井戸の推移を上げないようにする操作が必要となり、専門家とも相談し、新たな井戸掘削が必要との話になりました。

それまで当自治会が第11班として加入していた接骨木自治会からは、新井戸掘削等について支援はなく、那須塩原市も「現状の市の水道状況(水量・予算)からして新規に市の水道設備を提供はできない、との話で2020年12月に当自治会が接骨木自治会から独立する形で正式に設立され、市役所へもその旨報告されました。

新自治会のメンバーは、自治会域内の住戸・土地所有者から掘削費用等を集め、自治会地域の管理業務を行っていた大日(株)との協力も得て、新井戸を大日の管理事務所敷地内に設置する工事を行い、2021年9月に新井戸掘削に成功しました。新井戸の水質検査等も結果は良好です。

市役所と相談し、新井戸については小規模水道として届出を行い市の指導等に従い、水質検査等を行う事としました(市役所によると約50年前に出されているべき届出がようやくなされと状況とのことです)。

市役所に対しては、自治会設立報告時から「地縁団体」としての当自治会の認定をお願いしており、2024年5月に市役所からの指導内容に沿った正式な申請書をようやく提出でき、近日中に承認見込みです。各種行政情報の伝達・補助金の交付等のメリットが今後期待されます。